SAP 株式会社ZUU様のインタビュー
「グロース&ファイナンス」で経営者の挑戦に伴走する
── 株式会社ZUU 経営・グロースコンサルティング事業部 部長 四竃 靖人 氏 ──
東証グロース上場のフィンテック企業・株式会社ZUU。EO大阪のSAP(戦略的提携パートナー)として支援してくださっている同社で、経営者と最も近い距離で並走するのが「経営・グロースコンサルティング事業部」です。事業部を率いる四竃靖人氏は、銀行のなかでもファイナンス部門に特化したキャリアを17年以上にわたり築いてきたプロフェッショナル。今回、EO大阪への想いと経営者支援の哲学を伺いました。
1. パートナーとしての想い ── EO大阪への共感
── EO大阪をサポートされる最大の理由は何でしょうか。
「私たちは今、『グロース&ファイナンス』というスローガンを打ち立てています。グロースは企業の成長をご支援するということ。そのなかで大事になってくるのがファイナンスです。そこも私たちはご支援できますということで、『グロース&ファイナンス』を標榜しています。基本的には、企業様、特に経営者の方をいかに支援していくかが、私たちの命題です」
「私たちのパーパスは『機会格差を解消し、持続的に挑戦できる世界へ』。この“機会格差”はいろいろあると思います。情報格差だったり、資金面の格差だったり、もともと資産を持っている人と持っていない人だったり。そういったいろんな格差があるなかで、それをいかに解消していくか。私たちは『情報』と『金融』、ここの部分が今強い。情報がグロースコンサルティング、資金面については資金調達をお手伝いさせていただく、というかたちです」
「EO大阪の皆さんのところでも、自社を成長させていきたいと思われているケースが非常に多いコミュニティです。私たちとビジネスになればもちろんですし、即ビジネスにならなかったとしても、私たちのネットワークなどを活用していただいて成長いただくというのが、本意なんです。そういったものをご提供しながら、一緒に成長できるといいなと思っています」
四竃氏が繰り返し口にしたのは、「ビジネスにならなくても、ネットワークを使って成長してもらえればそれが本意」という言葉でした。
2. 専門性と「ギブ」の精神 ── 知恵の共有
── 御社は財務面に特化されたコンサルティング会社というイメージですか。
「いえ、財務面に特化は特にしていなくてですね。経営というと、『事業』『組織』『金融』という三つに分かれると思うんです。基本的にその事業と組織のところを、コンサルティングでご支援させていただいて、金融面のところは主に私たちのファイナンス部隊がご支援させていただく。これを企業経営に対して全方位的にご支援できるというのが、私たちの強みなのかなと思っています」
財務だけのコンサルではなく、事業・組織・金融の三軸で経営をバランスよく見る──ここがZUUの提供価値です。四竃氏自身は銀行で17年以上、ファイナンス部門に特化したキャリアを歩んできた一方で、現在率いる事業部は財務に閉じない経営支援を担っておられ。このコントラストが、ZUUのアプローチの幅を象徴しています。
3. 経営者仲間を繋ぐ「場」としてのEO
── ZUU様の周りの経営者の方々に、EO大阪の例会をどのように紹介したいですか。
「エリアという区分があるので、EO大阪さんだけではないと思っているのですが、EO全体として、各エリアに経営者に入っていただくのは、すごく意味のあることだと思っています。私たちのほうも、もちろんご紹介できるところはご紹介していきたいなと思います」
── 経営者がEO大阪のイベントに参加することで得られる最大のメリットは、どのようなところにあるとお考えですか。
「経営者の方は孤独な部分もあられると思うので、その孤独をいかに解消していくか。そして、情報をいかにどれだけ取っていかれるのか。これがご自身を成長させていくという意味では、すごく大事なことだと思います」
「そのなかで、成長していくという価値観が似通った方々が集まっていらっしゃるというのも、EOの特徴だと思います。私たちが描いている経営者へのご支援と、EOさんが提供されている価値、経営者への提供価値は、似通っているところがあるんじゃないかなと思っているんです」
「最近だと、私たちのお客様で『EOに入りました』というお客様もいらっしゃるんです。すごくいい経営者のコミュニティになっていらっしゃるんだろうなと、私たちもすごく感じています。例会にお誘いするメリットは、もちろんあると思います」
四竃氏が挙げてくださったのは、「孤独の解消」「情報の獲得」「価値観の似通った仲間」という三つの価値でした。これは、EO大阪が長年大切にしてきた本質そのものでもあると思います。SAP企業の経営者から、外部の視点でこのように言葉にしていただけたことは、メンバーにとって示唆深いと感じました。
── ご自身の周りの経営者で、EOの認知度はどれくらいでしょうか。
「いや、3割ぐらいですかね。なので、まだまだ知名度を上げられる余地は、多分すごく大きいんだろうなと思います」
率直な数字と、知名度向上の余地への期待。EOが今後さらに飛躍していくための課題と可能性を、外部からの目線で示していただきました。
4. SAPとしての今後の関わり方
── 今期、EOメンバーとどのような「対話」や「交流」を深めていきたいですか。
「私たちは情報提供というのが大きいんだろうなと思っています。今後セミナーのような場をやらせていただくということも考えています。私たちの考えている経営のあり方みたいなところをお伝えさせていただく。こういったところは、経営者の皆さんにとって非常に有意義なものになるんじゃないかなと思っています」
「そして、私たちと接点を持っていただいた際には、私たちのネットワークも使っていただけるような形になると思います。直接的な情報提供と、ネットワークを活用していただくことで得られる情報。この両方を受け取っていただけると、すごくいいのかなと思います」
ZUUのネットワークとEO大阪のネットワークが交わることで生まれる、新しい経営者の繋がり。SAPとしてのZUU様の立ち位置は、単なるスポンサーではなく、コミュニティを共に育てるパートナーでもあります。
編集後記
「グロース&ファイナンス」というシンプルな言葉と、「事業・組織・金融」の三軸という整理に、ZUUが経営者と向き合う視点が凝縮されていました。「即ビジネスにならなくてもネットワークを活用して成長してほしい」「孤独の解消と情報の獲得こそが経営者の成長の鍵」──四竃氏が静かに、しかし確信を持って語ってくださったこれらの言葉は、SAPの本質を体現するものだと思います。
なお、6月末には共催勉強会も企画進行中とのこと。続報を楽しみにお待ちください。
PROFILE 四竃 靖人(しかま やすひと) 株式会社ZUU 経営・グロースコンサルティング事業部 部長。銀行で17年以上、ファイナンス部門に特化したキャリアを築いた後、株式会社ZUUに参画。中堅・中小企業の経営者を対象に、事業・組織・金融の三軸で成長支援コンサルティングを牽引している。一族のルーツは宮城県、ご自身は東京都出身。

