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【6月例会】テーマ「私の経営者としての人生」

こんにちは。
EO大阪マーケティングコミニケーション理事の北島万乗です。

6月22日コロナウィルスの影響もあり、中々オフラインでの開催ができませんでしたが、緊急事態宣言も明けましたのでEO大阪ではオンラインとオフラインの融合のハイブリッドでの例会開催となりました。

EO大阪では7月から翌年の6月までが1年間ですので、この6月例会が第10期の最後の例会

冒頭では徳丸 第10期会長から1年間の総括が行われました。
10期ではEO大阪10周年パーティーで吉村知事や建築家の安藤忠雄先生にパネラーとしてお越し頂いたり、様々なメンバーの為のイベントや催し事がありました。我々メンバーが地域やメンバー同士のことをどのように考えて10期を運営したのかという部分の反省点と学びの点が話されました。

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6月例会の講師は、
エレコム株式会社葉田順治社長を講師としてお招きして「私の経営者としての人生」というタイトルでお話し頂きました。

冒頭では人には「快楽主義」と「成長主義」というタイプがあり、快楽を追求するタイプと自己実現を追求するタイプがあり、後者でいることを強く意識して経営をしたというお話からスタートしました。

また、赤字から学んだこと、経営学をどのタイミングで勉強しだしたのか、ハーバードビジネスレビューのケーススタディの中で実行したこと、先に答えのある問題に回答をするようなものというように、ケーススタディから学べることは多いという点が非常に印象的でした。

・マネジメントとは成果をあげることである
・古くからある基本的なものを学ぶ
・小売りの在り方を変えたいと思った
・経営の信条としてつまらない根回しはやめて効率の良い経営をした
・傲慢な人は結局消える
・変化に飛び込む

葉田社長が上場時に思ったことは東証の中で1軍から3軍があるとすれば、自分は4軍5軍なんだと気付かされたと話されました・・・。

当時の時価総額は200億(現在は2300億オーバー)

・経営は狭き門より入れ 面倒くさいを握り続ける
・積極的悲観主義で取り組んだ(うまくいかないはずと思って物事に臨む)
・株価は業種のPERで決まる
・IRは無茶苦茶大事そして、すべてはビジネスモデルで決まる

マイケルポーター賞を受賞時のお話しも頂けました。

葉田社長曰く経営学は陳腐化するので常に情報を吸収する必要があるとも話されました。

そして
天才ビジャイ・ゴビンダラジャンとの出会いが自分を変えたこと。
今後は既存事業を深化させる。
外との探索をする、社会貢献、CSR活動、地域社会との共生。
個人では葉田財団の設立。

質疑応答では質問が尽きることなく、また全てに対して丁寧にお答え頂けました。
(一部質問の中で抜粋)
Q:どのように役員に情報をシェアしているのか??
A:月曜日の朝7時から役員会をしている、それをしてから経営が上手くいった

Q:既存事業を捨てる時の心はどのように維持したのか??
A:既存事業は捨てないで足していった。周辺産業など色々できる
自分にはストレス耐性がある、年代的なものもあると思うが倒産してもなんともお思うな
久しぶりに再会するメンバーと共に、学び多い第10期最後の例会でした。

 


志高き起業家のご参加を心よりお待ちしております。


現在、コロナウィルスの影響に伴い、オンラインで例会を行っております。

ゲスト参加可能な例会が決まりましたら、本Blogにて告知させて頂きたいと思います。

ご入会条件、ご入会までの流れについて下記をご参照ください。

https://www.eoosaka.org/join/