やんばる、最高でした! ― EO大阪リトリート三日間の話
はじめに
EO大阪のリトリートで、沖縄・やんばるに行ってきました。総勢48名のリトリートで、私たちはA〜Dの4班に分かれて別々の行程を回るスタイル。私はGroup Dとして三日間を過ごしてきました。
結論から言うと、めちゃくちゃ楽しかったです。
行程表を見ると「奇跡の森やんばるをつなぐ3つの物語を巡る旅」と書いてあって、テーマは信仰(Beliefs)・暮らし(Living)・共生(Harmony) の3つ。一日ずつテーマが進んでいく構成で、これがまた絶妙でした。
ただ、リトリート中はメモを一切取らなかったというか、忘れてました。取れない場面が多いのも事実です。普段の私ならAI議事録を取り、どこかで気が取られる感じでしたが、やんばるの空気がそうさせなかった、というか。スマホを置いて、ただ目の前のことに浸かっていました。
なのでブログを書こうとして「あれ、何も記録ない」と気づいたわけですが、写真を見返したり、仲間と話したりすると、不思議と体験が蘇ってきます。記録には残らなくても、記憶には残っているものですね。
※ 以下、あくまでGroup Dの行程の話です。他の班は別の場所を回っているはずなので、「やんばるリトリート全体の話」ではなく行程に関しては「グループDが体験した三日間の話」として読んでもらえると嬉しいです。
Day 1:信仰 ― 辺戸岬「神様の杜」でお水取り
初日は、沖縄本島最北端の辺戸岬。「神様の杜」と呼ばれる神聖な場所で、お水取りからスタートしました。
正直、お水取りの所作とかガイドの方の言葉とか、細かいところはあまり覚えていません(すみません)。でも、その場の空気感は今もはっきり残っています。聖なる水を受け取るって、なんというか、すごく背筋が伸びる感じ感じないものが感じたみたいな感じです。
普段の自分は、社長として決裁して、人を動かして、数字を見て、というモードで生きています。でも神様の杜では、その物差しが一切通用しない。「自分が中心じゃない」という感覚を、久しぶりに思い出しました。
夜はOkuma Private Beach & Resortで海辺のBBQ。波音を聞きながら、ビール片手にお肉を頬張る。沖縄に来た!って実感が一気に湧いてきました。皆楽しそうに各々の話に夢中になってました!
Day 2:暮らし ― 今帰仁の集落、笑みの店、クバの御嶽
二日目のテーマは「暮らし」。やんばるの人々の生活に触れる一日です。
午前は今帰仁集落を散策。福木に囲まれた静かな集落を歩いていると、土地の祈りが日常の風景と地続きにあるのが分かります。古い集落っていいですね。時間の流れが違う。なんか時間がやたらとゆっくり感じる不思議な空間でした
そして昼食の「笑みの店」、ここが最高でした。エアコンのない素朴な店内に、木のテーブル。そこに大きなプレートで運ばれてくる沖縄郷土料理が、もう小皿だらけ。玄米とジューシーの二色のおにぎり、海ぶどう、もずく、ゴーヤ、ラフテー、紫芋、島野菜の小鉢…。「これ何?」「美味しいね」って言いながら食べるのが楽しい。ほとんど野草みたいで、野草ってこんなに食えるんや?有事の際は農業より野草に詳しい人が生き延びそうとか勝手にいろんな想像が私自身を楽しませました笑
普段の会食ってどうしても事業の話になりがちですが、この時はあまり誰もビジネスの話をしてませんでした。みんな料理に夢中。これぞ「暮らし」これぞ「人」だなと思いました。
午後はクバの御嶽(クボウの御嶽) へ。ここがすごいんです。琉球の創世神アマミキヨが作ったとされる「琉球開闢七御嶽」のひとつで、山全体が聖域とされる沖縄最大の御嶽。今帰仁城跡のすぐそばにある、円錐形の美しい山です。
琉球の歴史書「中山世鑑」によれば、アマミキヨが琉球を創ったときに二番目に作ったのがこの場所だそう。創世神話の舞台に自分が立っているって、ちょっと鳥肌が立ちます。
途中の石造りの拝所も印象的でした。陶器の香炉や花瓶が並んで、薄暗い祠の中に光が一筋差し込んでいる。何百年も続いてきた祈りの気配が、確かにそこにあるんですよね。
ノロの方の神事の話も不思議なことがあり、先祖代々受け継いでいる神具が一度盗まれたがしばらくすると家に帰ってきた。誰がとったかも分からない。やっぱり悪事は限界あるんですね。
ノロは役職で女性から女性に受け継がれる仕事。昔は給金が出たが今はボランティア、、そういう仕組みも変えていかないと理不尽だなと皆が感じた顔をしてました。
その後は世界遺産・今帰仁城跡を見学して、宿はAda Garden Hotelへ。夕食はOkumasa。やんばるの夜は星が近くて、これもまた格別でした。
Day 3:共生 ― サバニとリバートレッキング
最終日のテーマは「共生」。これがもう、めちゃくちゃ楽しかった一日です。
午前はサバニ体験。サバニって沖縄の伝統的な木造帆船で、エンジンなし、白い帆と人力のオールだけで進みます。全員で三度笠を被って、干潮の砂浜から船を押し出す。この時点でもう絵になりますね♪
サバニの語源は正確には分かっておらずサバ=サメ、二は船が定説らしいのですが歴史的に確証がないため口にするのはダメみたいです。
乗ってみて分かったのは、当たり前ですがサバニってひとりじゃ絶対動かないってこと。班のメンバーでオールのリズムが揃わないと、船が前に進まないんです。誰か一人が突出して漕いでも曲がるし、誰か一人が休んでも止まる。これが面白い。でも漕いでる時より風で進む瞬間が一番気持ちよかったです。
普段は「自分が引っ張る」ことに慣れてる経営者たちが、ここでは全員「合わせる」側に回る。声を掛け合って、息を合わせて、リズムが揃ったときに船がスーッと進む。あの瞬間の一体感、最高でした。
そして午後のリバートレッキング、これが今回の優勝でした。ライフジャケットを着けて、両岸を緑に挟まれた渓流を、首まで水に浸かりながら遡っていく。冷たい水、滑る岩、もう完全に童心に返ります。
滑りやすい岩場では前の人が手を貸してくれて、深みでは後ろから「気をつけて!」と声がかかる。経営者同士がこんなふうに手を取り合う場面って、日常ではほぼないんですよね。でも川の中だと、自然とそうなる。
そして滝に到着したときの達成感。あれはどんなKPI達成とも違う種類の喜びでした。
個人的にはリバートレッキングの最後にあった滝に打たれたこと。なんでこんなにすごい場所を運営の方々は知ってるの?と人生で感じたベストに間違いなく入ります。
今回参加できなかった人たちもあの滝には触れてほしいと思います。
持ち帰ったもの
三日間を終えて思うのは、信仰・暮らし・共生って、結局ぜんぶ繋がってるんだなということ。
辺戸岬で水を受け取ったとき、笑みの店で料理を分け合ったとき、サバニのオールを合わせたとき、川で互いに手を貸し合ったとき。どの場面でも、自分が中心じゃなくて、自然や仲間に「合わせる」「受け取る」側にいました。
メモを取らなかったの、結果的に正解でした。まあ、次参加してもメモ取れる環境でもないんですけど。情報として記録するんじゃなくて、身体に染み込ませる。そういう時間でした。
他の班(A・B・C)はまた別の場所を回っているはずなので、ぜひそれぞれの体験談も聞いてみたいです。同じ三日間でも、班ごとに違う「やんばる」があるはずで、それを持ち寄れたら最高ですね。
なんとなくもやもやしてるのは、神具がどうやって返ってきたんだろうってことです。まあ、検証しようがありませんが!
運営のテラやん、運営に関わったすべての方へ感謝です。
素敵な体験と感動をありがとうございました。
最後はみなちゃんの司会にて那覇空港で解散!優勝はグループDの皆さまでした(^^♪
EO大阪マーコム委員会 松浦拓也




















