前半は、幼少期から33歳のシンプレックス創業までの話、後半は、創業から数年でIPOを達成し、その後プレイベートカンパニーへと戻した現在のお話と大きく二部に分けてお話いただきました。

「“ナンバー１を取る事へのこだわり”そのこだわりが事業成長を加速させる。そのためにあらゆる事から学び、深く考える事が不可欠である」と金子社長からアントレプレナーの核となる大切な事を、自らの経験を元にお話いただきました。まさに『Thirst for Learning（学びへの渇望）』の重要性を再認識しました。

加えて、ビジネスを成功させる２つの企業タイプについてお話いただきました。
① 労働集約型＝社員さんの数を増やし営業力を上げ、その結果売上げが上る。
② レバレッジ型＝社員さんの才能にこだわり5倍、10倍、100倍以上のレバレッジを効かせる売上げを上げる会社。
金子社長は採用時にも社員さんの才能にこだわり、いつもレバレッジの効く会社にしようと考えているとのことでした。

さらに、金子社長はいつも「０→１」にすることを考えておられるお話。「０→１」は「１→１００」よりも困難であり、それは社長にしかできない。社員さんに「０→１」にすることを求めてはいけない。社長が「０→１」にすることができなければ世の中にイノベーションを起こす会社にはできない。というお話を伺い、テーブルごとの「Take Away Value.（持って帰れる価値）」のセッションでは、多くのメンバーがその話が印象的だったと発表していました。

懇親会においても、メンバーから質問が絶えることなく、金子社長からIPOを達成した自らの経験から的確なお答えをいただく事ができ大変心に残る有意義な例会となりました。

株式会社　中島商会
代表取締役　中島　崇