1.EOに出会う前の自分
私は奈良の酒蔵「梅乃宿酒造」の四代目社長の第一子長女として生まれました。弟がいたため、「きっと弟が継ぐだろう」と思っていました。しかし、気づけば自然に「自分が継ぎたい」と思うようになり、その道を選んでいました。
後継者としての立場から、若い頃からロータリークラブやライオンズクラブ、商工会議所青年部などに所属している方や、代々続く企業の後継者たちと関わってきました。周囲は保守的で、伝統を重んじる空気が流れる中、私は「このままでいいのだろうか」と心の中で問い続けていました。
代表に就任してから今年で12期目ですが、就任から7年程経った頃、売上も利益も順調で、外から見れば順風満帆。しかし、内面では「売上はいつまでも伸び続けるわけではない」「何か新しいことに挑戦すべきでは」と、ずっと不安を感じていました。